ここは、プリキュア専門の百合小説書き・猫塚鶉の避難先です。
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(3月25日 追記)
すみません、闇の鬼火に関する考察は、ちょっと行き過ぎたっぽい。
映画で彼が語った言葉をそのまま受け取った上で、ラスト、クローバーの心に救われたと見るのが良いか。

まあ、これから成仏しようとする相手が「これからは、ずっと一緒」なんて言ってきたら、
それはすなわち「俺は一人では逝かん! テメェを道連れにしてやる!」って意味なので、
闇の鬼火としては、もう諦めて泣くしかなかっただけなのかもしれない。

(追記・ここまで)

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

今回、ライトの振り率は結構高かったかな?
カタツムリニアでの脱出シーン、古い路地を魔法のホウキで爆走するシーン他、
クライマックスバトルでも、子供たち、ノリ良く振ってくれてた。
(カタツムリニアで脱出するシーンは、すぐ後ろまでウソバーッカが追いかけてきて、切羽詰った状況であり、
ゆえに子供たちも『はよ何とかせな!』と思ったのかもしれません)

今作は、野乃はなの物語。
始まりから終わりまで、彼女がメインヒロインでした。
だからかな、HUGプリの秋映画の公開が春にスライドしてきて、
そこに、まほプリ、プリアラがくっついたようなイメージ。

約束がテーマの今作ですが、HUGプリの映画でもあるため、
大切なのは、『自分が ・ 何を ・ したいのか?』 。
そして、
それを正面から視るコトが出来て、心が決まったならば、一歩を踏み出す。
マホウ界から、石化した花畑駅へ戻ってきた時のはなの、
「約束を破ったことを、クローバーに謝りたい」がコレ。
踏み出した一歩があるからこそ、次の一歩がある。
約束を守れなかった過去を踏み越えて、約束の未来へ。


……あくまで猫塚の考察ですが、
クローバーを騙して、雪の世界に閉じ込めていた闇の鬼火は、
ずっと長い間、この時のはなとは真逆だったのではないでしょうか。
闇の鬼火にとっての『自分が ・ 何を ・ したいのか?』、
プリキュア3組の合同必殺技【プリキュア黒姥ぁぁフォーメーション】に敗れたあとで、
彼がクローバーの手の上で涙を流したシーンから考えると、
クローバーに、自分という存在を受け入れてもらった上で一緒に居たかった、かな?

しかし、闇の鬼火はネガティブ世界の住人ですから、
その気持ちをクローバーに告げても、拒絶されるのではないか……という怖れるあまり、
本当の気持ちを、嘘で覆い隠すように塗り固めて、正面から視ないようにした。
一歩を踏み出すのではなく、自分の本当の気持ちから目を逸らし続け、
作り出した嘘の安寧の中で、クローバーと一緒に立ち止まり続けるコトを選択した。

クローバーを取り込んでウソバーッカになった彼が、プリキュアという邪魔者を排除して、
さらに大量の闇の心を集めて自身を強化し、嘘だけの世界を作ろうとした理由……。
世界全部が嘘になってしまえば、そこに存在する自分の本当の気持ちも嘘になって、
『クローバーからの拒絶』という可能性も消える……からでしょうか?
本当の気持ちがあるから。それを打ち明けられないから。ゆえに苦しい……って、
まあツライもんです。

クローバーと闇の鬼火、あの世界でずっと二人だったわけですが、
実のところは、『一人ぼっち』と『一人ぼっち』が一緒の場所に居ただけにすぎなくて、
はながクローバーを闇の鬼火の呪縛から解き放って、 
ラストで、クローバーが闇の鬼火に向かい合ったコトで、ようやく『二人』になれた。
お互いがお互いを正面から視るコトが出来る関係という意味での『二人』です。

まあ、猫塚の考察が、どこまで合ってるか(間違ってるか)は解りませんが……。
ラストシーン、雪解けの中から現れた小さなクローバーが印象的でした。
ずっと止まっていた(凍りついていた)二人の時間が動き始めたという比喩でしょうか。

さて、話を元に戻して……と、
クローバーに謝るため、ようやく六角形の建物に到着したものの、
ウソバーッカに追いつかれてしまうピンクチーム。
しかし、はなの「クローバーに謝りたい」という想いを成就させるため、
いちか・みらいが、変身できないにもかかわらず前に出て、はなを行かせようとします。
このシーン、二人の背中に先輩としての頼もしさが宿っていた。
プリアラなんて、まだ終わって二ヶ月も経っていないのに、
はなと比べると、いちかはデッカイです。なんていうのかな、風格がある。
視聴最中は全然気付かなかったけど、
一年という期間で随分と成長してきたのだな、と感じた。
(……まあ、スリーザイズ的なものに関しては全然成長してないが)

今回の映画は、
はなが一歩を踏み出す話でもあり、クローバーが一歩を踏み出す物語でもあった。
一人では踏み出せない一歩も、支えてくれる誰かがいたら踏み出せる。
まほプリ、プリアラ、HUGプリ……、
進むべき方角は違っていても、みんな、心で繋がりながら進んでいけるのです。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

映画の脚本は、米村正二さん。
細かい点は容赦なく、力技的に流していきます。
はぐたんがミラクルライト発見 → おっ、ええもん拾ったなー。
はな・いちかたちが、どうやってマホウ界まで行ったのか。なぜ空から降ってきたのか → 一切説明なし。
でも、これのおかげで子供たちを退屈させず、テンポよく話が進みます。
みらいが合流して、カタツムリニアの車内で回想シーンに入るまでは、
楽しいシーンと、ウソバーッカとのバトルがグイグイ押してきて、話が途切れない。
テンポは大切。
子供向けの映画なので、楽しく観てもらうことを最重要視しつつ、
しっかりテーマも伝えるという構え。

倉巣 花畑 木賊 ……今回のモデルとなった場所はどこだろう?
立ったまま寝てしまい、雨が降っても目を覚まさないはなのために、
イケメンチェンジしたハム男が、そっと傘を差してやってるシーン。ここ、好きなシーン。
さあやとほまれが連れ去られたあと、プリアラ組に合流するため、
はなと一緒に長い急坂を登るシーンのハム太郎の動きにも注目してほしい。


●プリキュアが増えるに連れて、賑やかになっていくウソバーッカの体内(笑)

楽しそうです(笑)
特に、ほまれにじゃれつくあおい、ひまり、シエルが。
ゆかりは面白がって、さあやの結界とあきらの結界をくっつけ合わせます。
緊張感、まるで無し。
女の子なんだし、もっと焦りなさいよ! トイレどーすんの!?

リコたちの魔法でも結界は敗れませんでしたが、
内部に物体を出現させることは可能。
いちごメロンパン、食料ゲット。
プリキュア15周年だけに、いちごメロンパンがまさかの大活躍!
プリキュア1(いち)5(ご)周年だけに、いち(1)ご(5)メロンパンが。

ウソバーッカの体内で石化が進行しているみんな以上に、
最大のピンチを迎えていたのが、ペコリン。
ただでさえ少ない頭部の髪の毛が、はぐたんに……!!!!

●クライマックスバトル

岩石を肉体として構成し、巨大化した闇の鬼火。
今回は、炎を使った演出が派手なので、
街の中から、石切り場へと移動します。
巨大敵vsプリキュア連合軍。
オールスターズDX(2009年)並みに派手にバトルします。
キュアアンジュがハートフェザーで攻撃を防いだ隙を突き、
キュアエトワールがハートスターで闇の鬼火の腕を拘束。
駆け抜けるキュアエール、光撃の一閃!
さらにプリアラ組、まほプリ組が最大火力を続けざまにぶつけます。
――― しかし、闇の鬼火が構成した岩石の巨体は砕けません。
ならば、さらなる物理で砕く。
それがプリキュア主義。

力のプリキュアはともかく、
知恵のプリキュアも「オラオラオラオラッッ!!」と、承太郎のごとく拳の高速連打。
元気のプリキュアの鬼アッパー。描かれ方は、完全に少年マンガ。
キュアジェラート、キラキラルで鋭い氷の槍を作り出します。こっそりと殺意高ぇなコイツ。
キュアマカロン・キュアショコラ共同で巨大モーニングスターによる質量攻撃。
魔法の存在を否定して拳で殴りかかっていく、魔法つかいという名のバーサーカーコンビ。

しかし、プリキュア12人の殺意を退けて、
口から手から、ビーム砲撃を繰り出して暴れ続ける闇の鬼火。もはやMAP兵器。

殺意では闇に鬼火を斃せぬと知ったプリキュアたちがたどり着いた答え、
それは今作のテーマでもある『約束』。
絶対に破らない約束を、プリキュアたちが交わします。
これは『HUNTER×HUNTER』で、誓約によって念能力を爆発的に高めるという、アレに近い形です。
つまり、闇の鬼火を斃せるだけの圧倒的なチカラを手にする代償として、
約束を守れなかった時は、死か、もしくはそれと同様の運命が彼女たちを待ち構えています。
めちょっく!

……感想は、ほぼ以上です。
シリーズ単体での映画も楽しいですが、こういうクロスオーバー的な映画でしか味わえない、別シリーズのキャラ同士の掛け合いを盛り込んでいるのが春のプリキュア映画。
今回の映画、『クローバー』がモチーフで、総作監が香川久さん。
……この組み合わせ、偶然でしょうか?

あきらの「よしよし」
「めちょっく」の意味をイケてるでしょ!?と説明するはなに、引き気味のひまり。
はぐたんの可愛さに食らいつく育児経験者(みらい・リコ)と、その子供。
HUGプリ組から先輩扱いされて喜ぶことは。

そしてエンディング、本編で語り尽くせなかったストーリーがてんこ盛り。
冒頭のライト説明以降、本編では出番の無かった長老も、こちらにはしっかりと出ております。
ゆかりの喉の下をこしょこしょされて「はーっ」ってなってる花海ことは。……一応、神様的な存在なんですけどね、この子。

流れている字幕の部分に、ちょくちょく入る妖精ズも楽しかったです。
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